黒酢の種類
黒酢の種類は日本のものだと米黒酢と大麦黒酢の2つがあります。海外にも中国の香醋(こうず)、イタリアのバルサミコ酢という黒酢があり、日本のものと同じく長い時間をかけて熟成されます。
黒酢の種類
日本の黒酢は大きく分けて米黒酢、大麦黒酢の2種類があります。
米黒酢
玄米を原料として作られたもので、黒酢の種類としてはもっとも一般的。
酸味が強く、ドリンクに混ぜて飲むのがおすすめ!
酸味が強くて原液のままでは少し飲みづらいのですが、
いろいろなドリンクと混ぜて飲むことでその風味と味わいを楽しむことができます。
大麦黒酢
麦焼酎にも使われる大麦が原料。
さっぱりとした味わいで、含まれる栄養素も米黒酢とは違いがあります。
肝機能や高血圧の改善に効果的
メチオニンやシスチンといったアミノ酸、ミネラルのカリウムが特に豊富で、マグネシウムも微量に含んでいます。
そのため、肝機能や高血圧の改善の効果は米黒酢と比較して高くなっています。
海外の黒酢
上で紹介した2つは日本の黒酢ですが、海外にも黒酢はあります。
次の2つです。
香醋(こうず)
お酢の消費量が世界一である中国の黒酢です。
日本の黒酢の原型
日本の黒酢ももともとは中国から伝えられたものなので、日本の黒酢の原型とも言えます。
この香醋については次の「黒酢と香醋」のページで詳しく紹介します。
バルサミコ酢
イタリアではオリーブオイルと並ぶ代表的な調味料。
主な栄養分はポリフェノールで、サラダなどさまざまなイタリア料理に使用されます。
イタリア産黒酢
原料はトレビアーノという品種のぶどうで、これを煮詰めた後に樽に詰めてワインビネガーを加えます。
それから樫、栗、桑など材質の異なの樽に順次移し変えていき、
ぶどうが原料
12年以上かけて熟成させてようやく黒い光沢のあるバルサミコ酢ができあがります。
日本で黒酢の産地が限られているように、バルサミコ酢の産地も限られており、
イタリアのエミリア・ロマーニュ州のモデナ地方のみで作られています。
もろみ酢と黒酢の違い
沖縄の泡盛の製造過程で出たもろみから作られる「もろみ酢」というのがあります。
泡盛のもろみから作られる
これは「沖縄の黒酢」として紹介されることもあるのですが、一般的には黒酢には分類されません。
色は褐色のものがあるとはいえ、上で紹介した黒酢とは原料や製法が大きく異なります。