黒酢の抗酸化力
黒酢に含まれるメラノイジンという成分には強力な抗酸化力があります。体内の抗酸化酵素は年を重ねるごとに衰えていってしまうので、中高年の人にはぜひ摂ってもらいたい成分です。
黒酢で活性酸素を抑える
お酢は抗酸化力に優れているのですが、その中でも黒酢は特にこの力に優れています。
抗酸化力とは体の酸化を防ぐこと
抗酸化力とは、活性酸素によって体が酸化されるのを防ぐことです。
そこでまずはこの活性酸素について見ていきましょう。
活性酸素は酸化力がとてもつよい
活性酸素は酸化力の非常に強い酸素です。
呼吸で私たちの体に取り入れられた酸素の約2%が活性酸素になると言われています。
活性酸素は体の異物や菌を殺す作用がある
常に悪者のように言われていますが、異物が体内に侵入してきたときに体内の酵素反応を促進したり、
ばい菌を殺して病気になるのを防いでくれたりという大切な役割もあります。
多くなりすぎると体の必要なものまで酸化させてしまう
ストレス、電磁波(コンピュータや携帯電話などの)、紫外線、タバコ、アルコール、食品添加物…など、
体にとっての異物が大量に入ってくると、それに反応して活性酸素もそれだけ大量に作られます。
しかし、そうなってしまうと、活性酸素は体内の異物を退治するだけでなく、
体内のたんぱく質や脂質、DNAを酸化させてしまうという悪影響を及ぼすようになってしまうから厄介なのです。
年齢とともに活性酸素を抑制する活性酵素の量が減少していく
私たちの体にはこの増えすぎた活性酸素を抑える抗酸化酵素というものがあります。
しかし、この抗酸化酵素も年を重ねるごとに衰えていき、あまりに大量の活性酸素は抑えきれなくなっていってしまいます。
黒酢のメラノイジンで抗酸化
黒酢の黒色がポイント
黒酢に強力な抗酸化作用があるのは「メラノイジン」という成分のおかげ。
これは黒酢を黒褐色にしている色素でもあります。
熟成されることによって増える成分「メラノイジン」
メラノイジンは黒酢が熟成を重ねることによって生み出される成分です。
ですから、黒酢にしっかりとした抗酸化作用を求めるならば、昔ながらの製法で長い年月をかけて熟成させたものを選びましょう。
血液サラサラや悪玉コレステロールを抑制する働きも
メラノイジンには血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを抑える働きもありますので、
ぜひとも積極的に摂ってもらいたい成分です。